最初にカメラを手にしたのは中学時代に祖父に買って貰った中古のリコーフレックス（二眼レフ）でした。その後小遣いを貯めてオリンパスペン（３５ｍｍのハーフ）を購入して写した写真を自宅で真夜中に現像しておりました。当時は白黒フイルムの全盛期でカラーフイルムは非常に高価でなかなか買えませんでした。たまにはドイツ製のアグファーカラーを使用して写した写真の美しさに感激したものです。カメラも続々新型が登場していましたが中でも日本製の高級機はニコンとキャノンでした。高校時代にはこれ等の機種が欲しくなりましたが非常に高価で「高嶺の花」でした。そこでキャノンからカタログを取り寄せて毎日眺めておりました。その内にキャノンは廉価版の「キャノンＰ（ポピュレール）」を発売しましたので父に強請ってようやく本格的なカメラを手に入れました。それ以来３５ｍｍフイルムのみを使用しています。このカメラ（キャノンＰ）は昭和５６〜５７年まで使用していましたが一眼レフが主流になりこの頃は勤めておりましたので給料でキャノンＡ−１を購入しました。丁度この頃会社のカメラ同好会が結成されてメンバー（６人）と各地にこの新型カメラを持って撮影に行きました。本格的に風景を撮り始めたのはこの頃からです。この２４年間に年に平均２回の撮影会を開催して作品を仲間同士で見せ合いました。しかし、今までは自己流で撮影してきたので２００４年２月よりある写真教室に入会して月１回の講義を受けています。これからは写真教室の先生に教わった技法で写真撮影を行って行きます。
ちなみに昨年５月に撮影した写真が第１６回世田谷区民写真展（平成１９年１月４日〜１４日　世田谷美術館）に入賞（優秀賞）し、その後、第１８回区民展（平成２１年１月４日〜１１日）でも銅賞を受賞しました。
先生に感謝すると共に基礎が大切であることを知りました。